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企業出版のメリットとデメリット

昔の日本人は、たくさん本を読んでいたとされていますが最近の日本人はあまり本を読んでいない傾向にあります。
子供には読書しろと言っている割には、大人の平均読書冊数は1年間で7冊です。
つまり、20歳を超えた者でも1年間で7冊しか読んでおらずこれを1月に換算すると1ヵ月で0.5冊程度となっています。
この平均値はあまりあてにならず、本当に多くの者が1年間に7冊の本を読んでいるわけではありません。
読書をしている者はものすごく読んでいるため、1年間で200冊以上の本を読んでいる可能性も高い多いわけです。
つまり、この者たちが平均値をあげているだけで、実際にはほとんどの大人は1年間で1冊の本を読んでいないのが現状と言えるかもしれません。

電子書籍を出版する人が増えてきている

このように、本離れが進んでいく中で企業出版をしようとする者もいます。
昔は自費出版と企業出版に分かれていましたが、最近は自費出版と言うよりも電子書籍を出版する人が増えてきています。
電子書籍は比較的簡単に出版をすることができるため非常に魅力的なものです。
例えば、30ページのものであっても、自分が出版したいと考えれば出版できてしまいます。
このように、本を出す者は非常に増えている傾向があるでしょう。
しかも、1ページ読んだ読者がいた場合、0.1円位のお金が入ってきます。
それだけで考えれば少ないですが、1人が100ページ読めば10円のお金が入ってくるわけです。
1000人が読んだとすれば、一万円のお金が入ると考えればそれほど悪い単価ではありません。
このように、電子書籍で編集者も付けずに出版をする人がいる理由は、通常の出版社で出版をしてもらおうとしても受け付けてくれないからです。

企業出版を行うにはある程度の売り上げの見込みが必要

企業出版をする場合には、ある程度の売り上げの見込みが必要です。
普通は本を出す場合、最低でも5000部ほど出版をしなければいけません。
それ以下になる場合には、まず引き受けてくれないでしょう。
その人の過去の経験などから察して、それだけのさすが売れると判断した場合には企業の方で出版してくれる可能性があり、編集者もつけてくれるためそれなりの人件費がかかります。
ほんとうに本が売れている著者は、10万部以上の売り上げを達成します。
中にはミリオンになるしてもおりそのような人は各企業から引っ張りだこと言って良いかもしれません。
実際そこまでなる著者はほとんどいませんが、もし自分のほうが絶対に売れるそして周りの者もそれを確信している場合には企業で出版をするのが1番です。

編集者が付くため変な本になる可能性は少ない

企業出版のメリットの1つは、編集者が付くため変な本になる可能性は少ないです。
編集者は、その企業の編集者が直接みますが、この時その編集者も売り上げを伸ばさなければいけないためかなり丁寧に仕事を行います。
もちろん人によって腕前の違いはありますが、よほどひどい編集者でない限りそれなりの内容になるでしょう。
一般的には、10,000部位売れれば初回であれば十分といえます。
このように、ある程度しっかりした本が出来上がるため、自分1人で電子書籍の出版するよりも安心できる内容になる事は言うまでもありません。
もし、その本が売れたとすれば次は出版社の方から声をかけてくれます。
ちなみに普通は、自分から出版社の方に本を出してほしいと伝えます。
多くの場合断られますが、何かで実績を出している人の場合には、引き受けてくれる可能性があります。
例えば、各地で講演会を行っておりある程度有名になっているけどもまだ出版をしたことがない者の場合、確かに経験は無いですが売れると判断されます。

企業で出版する場合には対外的に信頼される可能性が高い

冊目のメリットは、企業で出版する場合には対外的に信頼される可能性が高いことです。
本を出す著者の何割かは、指日本が書きたいと言うよりもその人のブランディングの1つとして行っています。
例えば、セミナーの講師がいる場合1冊の本を出さないよりも1冊だけでもいいので売り出している場合にはそれだけこの著者は安心できるとの評判を得ることができます。
もちろんその中身も重要になるため、いい加減なことを書くことができません。
しかし、とにかく1冊も出していない者と一冊だけでも出した者では天と地ほどの違いがあると言っても良いです。

なかなか出版にこぎつけない

これに対して、デメリットも知っておいた方が良いかもしれません。
そのデメリットの1つは、なかなか出版にこぎつけないことです。
いくら自分でうまくできると判断しても、結局企業の方がオッケーを出してくれなければ出版にこぎつけません。
結果的に、自分の希望が叶わず不満に感じることもあるかもしれません。
また、せっかく出版をしたとしても良い編集者に巡り会えない場合も考えられます。
書店になる場合には、電子書籍でネット上に表示されるよりもはるかに多くの人の目につきます。

まとめ

もし、自分の本が酷評されていたとすれば、2冊目がないと同時にその人の価値が落ちてしまうかもしれません。
このように考えれば、企業出版をする場合には慎重に行うことが重要です。

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